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アスベスト(石綿)のレベル1〜3の違いとは?危険性や除去費用、2021年の法改正を解説

アスベスト(石綿)のレベル1〜3の違いとは?危険性や除去費用、2021年の法改正を解説

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アスベスト調査・除去

アスベストの除去工事は、そのレベルに応じて提出書類や対策が異なります。レベルが低いほど危険度が増し、作業の複雑さや費用も高くなります。アスベストのレベルは、除去工事の方法と対策を決定するための重要な指標です。今回は、アスベストのレベルごとの危険性と除去費用の違いを詳しく解説します。

アスベストはなぜ問題視されている? まずはアスベストの特徴と問題視されている理由を解説します。

アスベストの特徴とレベルとは? アスベスト(石綿)は耐火性・耐熱性・防音性に優れた天然鉱物で、多くの建築物で使用されてきました。しかし、アスベストは飛散する危険性(発じん性)により3つのレベルに分類され、レベル1に近づくほど危険度が増し、除去費用も高くなります。

アスベストが問題視されている理由 アスベストを長期間吸入すると、肺がんや石綿肺、中皮腫などの病気を引き起こす原因となります。アスベストの繊維は非常に細く、吸入すると肺胞に刺さり、排出されることがありません。これに対し、身体の免疫システムが異常反応を示し、健康被害をもたらします。このため、2006年にはアスベスト含有率0.1%を超える製品が全面使用禁止となりました。

2021年4月1日からレベル3も規制の対象に! 従来は吹付け石綿(レベル1)や石綿含有断熱材等(レベル2)が規制対象でしたが、2021年4月1日に施行された大気汚染防止法の改正により、石綿含有成形板等(レベル3)も規制対象に加わりました。これにより、作業計画を作成し、それに基づいた作業・対策が必要となりました。

アスベストレベル1(発じん性が著しく高い) 発じん性が著しく高いアスベスト作業はレベル1に分類されます。

  • 使われている建材の種類
    「石綿含有吹付け材」が主に使用されます。これにはセメントやバーミキュライト、ロックウールなどが混合され、吹付け機で施工されます。表面は綿状で柔らかく、深さが数cm程度あります。
  • 使われている可能性のある場所
    3階建て以上の鉄骨造建築物の柱や梁、立体駐車場の天井や壁、ビルのボイラー・機械室の天井や壁など。
  • 除去に必要な対策
    工事計画届、特定粉じん排出等作業届出書、建築物解体等作業届が必要です。作業時には、エアラインや粒子補修効率99.9%以上の全面形呼吸用保護具、全身を覆う保護衣が必要です。
  • 作業工法の種類
    隔離工法が主に用いられます。作業場所を養生シートで隔離し、集じん装置で負圧を保ちながら作業を行います。除去作業後は、24時間集じん装置を稼働させて残留アスベストを取り除きます。

アスベストレベル2(発じん性が高い) 発じん性が高いアスベスト作業はレベル2に分類されます。

  • 使われている建材の種類
    耐火被覆材や断熱材、保温材が主です。これらは柱や梁の耐火被覆材、配管や煙突の断熱材として使用されます。
  • 使われている可能性のある場所
    建築物の柱や梁、ビルのボイラー・機械室の配管やダクトなど。
  • 除去に必要な対策
    レベル1と同様に工事計画届、特定粉じん排出等作業届出書、建築物解体等作業届が必要です。作業時には、エアラインや粒子補修効率99.9%以上の全面形または半面形呼吸用保護具、全身を覆う保護衣が必要です。
  • 作業工法の種類
    掻き落とし・切断・破砕による除去には、レベル1と同様の養生・設備が必要です。掻き落としや破砕が伴わない場合は、立入禁止措置・掲示と周辺の飛散養生と散水のみで作業可能です。

アスベストレベル3(発じん性が比較的低い) 発じん性・危険性が比較的低いアスベスト作業はレベル3に分類されます。

  • 使われている建材の種類
    スレートや石膏ボードなどの板形状、石綿セメント管のような管形状の建材です。破砕・切断しない限り飛散の危険性は少ないです。
  • 使われている可能性のある場所
    建築物の天井や壁、ビルのビニール床タイル、化学工場の配管やダクトなど。
  • 除去に必要な対策
    届出は不要で、作業計画に基づいて作業を行います。作業時にはエアラインや粒子補修効率95.0%以上の全面形または半面形呼吸用保護具、全身を覆う保護衣が必要です。
  • 作業工法の種類
    防じんシート養生を行い、散水してアスベストを湿潤させた上で原型のまま手ばらしで除去します。投下や重機作業は破砕の危険性があるため禁止です。

アスベストのレベルごとの除去費用の違い アスベストの処置面積が300平方メートル未満の場合、除去費用は2.0〜8.5万円と言われています。レベルによって施工方法や設備が異なるため、除去費用に大幅な差が生じます。各レベルの一般的な費用相場は以下の通りです。

処理面積除去費用(1平方メートルあたり)
レベル11.5〜8.5万円
レベル21.0〜6.0万円
レベル30.3〜1.0万円

アスベスト除去工事費用は現場の状況や施工方法によっても異なるため、正確な費用を知りたい場合は専門業者へ見積りを依頼しましょう。

アスベスト除去工事の費用を安くするポイント 費用を安く抑えるためのポイントは以下のとおりです。

  1. 複数の業者に見積もりを取る
    アスベストの除去工事は複数業者に見積りを依頼しましょう。複数業者に見積りを依頼することで、費用を安く抑えられるだけでなく、信頼できる業者を選ぶことができます。安すぎる見積りには注意が必要です。
  2. 補助金を利用する
    アスベスト除去工事の費用を抑えるために補助金制度を活用しましょう。補助金制度は、要件を満たした調査・除去工事に適用されます。補助金の有無によって、除去費用の負担が大きく変わるため、事前に自治体に確認しておきましょう。

まとめ
アスベストの除去費用や工法はレベルによって大きく異なります。危険度の高い除去作業を行う際は、適切な届出や作業計画、工事管理が必要です。アスベストによる健康被害や近隣トラブルを避けるためには、レベルの違いを理解することが重要です。

ご自宅の解体やリフォームなどで不安がある場合は、信頼できる専門業者に工事依頼を行いましょう。

アスベストのことでお困りではありませんか?


この記事の参考として、アスベスト除去工事に関する情報を提供しました。アスベスト除去の際は、専門知識を持つ業者に相談し、安全かつ確実に作業を進めることが重要です。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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