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今回は、【解体工事での追加費用とは？②】についてご紹介していきたいと思います。
目次
1.埋設物に関する追加の費用
2.建築廃材
3.杭や基礎
4.井戸や浄化槽
5.岩石
6.まとめ
家屋や建物の解体工事を行う際、最初に見積もられた工事費用に加え、後から《追加工事》や《追加費用》が発生するケースがあります。
解体工事そのものが日常的に行う作業ではないため、想定外のことが発生しやすいと言えます。
特に、埋設物や建物の構造に関する予測外の発見が主な原因となります。
ここでは、解体工事における追加工事や追加費用の原因、その対策について詳しく解説します。
1. 埋設物に関する追加の費用
解体工事では、地中に埋まっている物が問題となることがよくあります。
これらの《地中埋設物》は、見積もり段階では分からず、工事が始まった後に発見されることがあります。
これにより追加の費用が発生する場合があります。地中埋設物には、以下のようなものが含まれます。
2. 建築廃材
過去に建物を建てた際の建築廃材が、地中に埋まっている場合があります。
例えば、木片、コンクリート片、瓦礫、瓦などが地中に残っていることがあるのです。
これらの廃材は、工事の見積もり時に発見されなかったとしても、実際の工事中に発見されれば、その処理に追加費用が発生します。
特に、古い建物や長年使われていない土地であれば、このような廃材が見つかる可能性が高いです。
3. 杭や基礎
古い建物の基礎部分や、地中に打ち込まれた杭がそのまま残っていることもあります。
これらは、施主が認識していない場合や、建物の設計図に記載がない場合でも工事中に発見されることがあり、その撤去には追加費用が発生します。
特に杭は、撤去が難しい場合があり、大規模な解体工事となることもあります。
このような予測外の事態に備えて、工事前に可能な限り詳細な調査を行うことが重要です。
4. 井戸や浄化槽
昔の建物や農村部の住宅地では、井戸や浄化槽が地中に残されていることがあります。
これらも、解体工事が始まってから発見されることが多く、追加の費用が発生する原因になります。
特に、井戸を閉鎖するには法的手続きが必要な場合があり、そのための手続きや埋め戻し作業に時間と費用がかかることがあります。
浄化槽についても同様で、適切な処理を行わないと環境汚染の原因となるため、解体時に注意が必要です。
5. 岩石
地中から大きな岩石が発見されるケースもあります。
小さな石であれば問題なくそのまま工事を進められますが、大きな岩石が障害となる場合は、その撤去が必要です。
このような地中の岩石の除去には、特別な機械が必要な場合もあり、これが追加の費用につながることがあります。
地質調査を事前に行うことで、ある程度のリスクを予測し、費用を抑えることが可能ですが、完全には避けられないことも多いです。
6. まとめ
解体工事における追加費用は、主に地中埋設物や予想外の構造物に起因します。
これらは工事が始まるまで完全に把握することが難しいため、予測外の事態に備えた費用を予算に組み込んでおくことが重要です。
また、事前に可能な限り詳細な調査を行い、解体業者と密にコミュニケーションを取ることで、工事中のトラブルや予算オーバーを防ぐことができます。
特に、地中に残された廃材や基礎、井戸や浄化槽などは、工事の進行に大きな影響を与えるため、事前に調べておくことが望ましいでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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