解体工事における整地の種類と費用②

2025.08.09 付帯工事建物解体解体工事コラム費用

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今回は、【解体工事における整地の種類と費用②】について詳しくご紹介していきたいと思います。

解体工事後の整地にかかる費用の目安

建物の解体工事が終了した後、土地を整地するためにはさまざまな方法があり、それぞれの方法には異なる費用がかかります。

粗整地を選択する場合、費用の目安は1㎡あたり300円から600円程度です。砕石舗装にすると、1㎡あたり2,000円から7,000円の費用が必要になります。

真砂土舗装では、1㎡あたり3,000円から4,000円ほど、アスファルト舗装の場合には1㎡あたり3,500円から6,500円が相場です。

コンクリート舗装を選ぶと、1㎡あたり5,000円から1万円ほどの費用がかかることがあります。

解体工事後の土地の活用別おすすめの整地方法

解体工事が終わった後、その土地をどのように利用するかによって、適した整地方法が変わってきます。

ここでは、解体工事後の土地利用方法とそれぞれに適した整地方法をいくつかご紹介いたします。

解体工事後の土地を当面の間利用する予定がない場合

建物の解体工事後、土地をどう利用するかがまだ決まっていない場合は、コストを抑えた「粗整地」を選ぶのが良いでしょう。

例えば、「老朽化した空き家が危険なので、とりあえず解体する」というケースでは、コストが比較的低い粗整地が最適です。

解体工事後に新たな建物を建てる場合

解体工事の後に新しい建物を建てる場合、建設会社が求める土地の状態に合わせて整地を行う必要があります。

古い建物を解体する業者と新しい建物を建設する業者が異なる場合、事前に建設会社が希望する整地の仕上がりを確認し、それに基づいて解体業者に依頼することが大切です。

解体工事後に土地を売却する場合

土地の売却を予定している場合は、見た目が整った「真砂土舗装」での整地がおすすめです。

これにより、購入を検討している人々の印象を良くし、購買意欲を高めることができるでしょう。

売却先がすでに決まっている場合は、購入者の希望する土地の仕上がりを確認し、解体業者にその内容を伝えるとスムーズです。

解体工事後に畑にする場合

解体工事後にその土地を畑や農業用に使用したい場合は、まずは地中に残ったコンクリート破片やゴミなどの障害物をしっかりと取り除いてもらうことが重要です。

また、土が固まらないように「整地時に転圧をしないでほしい」という要望を解体業者に伝えることも必要です。

ただし、その土地の土が農業に適しているとは限らないため、新しい農業用の土を追加することを検討する必要があるかもしれません。

解体工事後、駐車場にする場合

土地をコインパーキングなどの駐車場として使用する場合は、「コンクリート舗装」や「アスファルト舗装」が最も適した選択肢となります。

しかし、個人宅の駐車場として使用する場合は、「砕石舗装」で十分なことも多く、費用面も考慮しながら最適な方法を選びましょう。

解体工事後に地主に返還する場合

建物や土地の所有者が異なり、解体工事後に土地を地主に返還する場合は、地主が望む状態に整地をしてから返還することが必要です。

契約書に整地の条件が記されている場合もあるため、まずは契約内容をよく確認しましょう。

まとめ

解体工事後の整地に関しては、費用や土地の活用方法に応じて、適切な方法を選ぶことが大切です。解体業者としっかりとコミュニケーションをとり、予算や目的に合った整地方法を選びましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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