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今回は、【RC造の解体工事の方法と費用相場③】についてご紹介していきたいと思います。
contents【目次】
- RC造の分類別 解体工事の方法
- 階上解体工事の場合
- 地上解体工事の場合
- まとめ
RC造の分類別 解体工事の方法
RC造（鉄筋コンクリート造）建物の解体工事には、建物自体の構造や立地条件、周辺環境に合わせて最適な方法を選ぶことが求められます。
特に、RC造は耐久性が高く、その頑丈さゆえに解体作業も複雑になりがちです。
ここでは、RC造の建物解体に使われる主な方法として「階上解体」と「地上解体」の二つをご紹介します。
階上解体工事の場合
階上解体工事とは、ビルやマンションなどの高層建築物において、最上階から順番に下の階へと解体作業を進める手法です。
主に大型クレーンを用いて小型重機を最上階またはその一つ下の階に設置し、そこから解体を開始します。階上での作業では、重機を用いながらも手作業が併用され、精密な作業が要求されます。
この方法は、解体中に重機が下の階に突き抜けてしまうリスクや、建物全体が崩れる可能性があるため、安全管理が非常に重要です。
しかし、RC造の建物は強度が高く、この階上解体が適している場合が多いです。
特に都市部などで周囲に建物が密集している場合、他の建物に影響を与えずに解体するためには、この方法が有効です。
地上解体工事の場合
地上解体工事とは、重機を地上に設置して建物全体を解体する方法です。
この方法を採用するには、ロングアームと呼ばれる長いアームを持つ重機を使用する必要があります。ロングアーム重機は、通常の重機よりも高所に手が届くため、最上階まで解体が可能です。
特に低層階のRC造建物では、この地上解体工法がよく用いられます。
この方法の大きな利点は、重機を建物の階上に持ち上げる手間がないことです。
階上解体に比べて、安全性が高く、重機が転落するリスクが少ないため、より安全に解体作業を進めることができます。
ただし、建物が非常に高層である場合には、ロングアームの到達範囲が限られるため、この方法が使えないことがあります。
その場合には、階上解体工法が選択されることが多くなります。
まとめ
RC造の解体工事は、建物の高さや規模、周囲の環境などに応じて最適な工法を選択する必要があります。
階上解体は高層建築物に向いており、安全かつ効率的に作業を進められる方法です。
一方、地上解体は比較的低層の建物や、周囲に広いスペースがある現場での解体に適しています。
どちらの方法にもそれぞれの特徴と利点があり、現場の状況に合わせて使い分けることが重要です。
安全な解体工事を行うためには、周囲への配慮と、熟練した技術者による慎重な作業が不可欠です。
RC造の解体工事を成功させるためには、適切な計画と実行が鍵となるでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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